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2024年5月22日水曜日

steam版ヴァンガードプリンセスについて39_ eigoMANGAがSteam版の翻訳者から訴訟されていた件について

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Steam版のヴァンガードプリンセスについてです。「GameSpark_無許可販売の疑い深まる…海外版『ヴァンガードプリンセス』パブリッシャーのeigoManga、著作権者を“今になって”捜索中の記事内に、「海外版の翻訳に携わった人がロイヤリティ及び旅費の支払いを一切しなかったということでeigoMangaに訴訟を起こしていたことがある」との記載があったので調べてみました。


【関連記事】

GameSpark_無許可販売の疑い深まる…海外版『ヴァンガードプリンセス』パブリッシャーのeigoManga、著作権者を“今になって”捜索中

PlainSite_Taiko Fujimura v. Eigomanga, LLC et al Document 1: Complaint


※英語不得意なので翻訳や解釈間違いあるので注意

資料は9ページあり要約すると、

[1ページ目]

・カリフォルニア州 サンフランシスコの裁判所で行われた

・登録番号:CGC 14 542983

・Taiko Fujimura とeigoMANGA社その他

[2ページ目]

・提出日:2014年12月2日

[3ページ目]

・被告人:eigoMANGA社(Austin Osueke)

・原告:Taiko Fujimura

[4ページ目]

・請求額:無制限(25,000ドルを超える)

[5ページ目]

・分類:契約/保証違反

[6ページ目]

・被告と会社はヴァンガードプリンセスというビデオゲームを米国でリリースした。このゲームは日本の同名のゲームをローカライズしたもの。2012年10月頃のリリースに先立って開発が開始された。

・原告は2011年1月から、「投資家向け資料の作成」「翻訳サービス」「マーケティング」「プロモーション」をして製品開発を支援した。

[7ページ目]

・2011年3月に被告は原告が最終的にゲームをリリースする「NekoNeko」という新しいグループの共同創設者になることに同意した。原告は、「事業開発」「プロモーション」「マーケティング」を行った。原告は、日本語から英語への翻訳とその逆の翻訳サービスを提供した。

・原告はヴァンガードプリンセスとその他の製品の開発を支援するため、Yetizenというアクセラレータに参入するための交渉の支援をした。

・2011年7月、被告が52%,原告が48%のNekoNekoの所有権について話し合った。

・その後数カ月間、原告は「マーケティング」「販売促進」「製品開発」を継続した。2011年8月8日にNekoNekoの設立を原告と被告で申請した。その後この企業はカリフォルニア州国務長官によって停止処分を受けた。

・原告は、NekoNeko社の業務の一環でヴァンガードプリンセスの情報を翻訳した。この作業は最終的に被告とゲームをリリースした会社に利益をもたらした。

・原告は、NekoZNekoとeigoMANGA社に2011年まで追加のサービスをした。内容は、「翻訳」「投資家とのミーティングの手配」「ローカリゼーションの支援」「被告と協力して両社の管理」。

・被告は原告に対し、2011年後半から2012年初頭にかけてNekoNekoに関する税金の支払いの連絡を怠った。

[8ページ目]

・2012年2月に被告と原告はヴァンガードプリンセスの所有権について話し合った。原告は、ゲームの所有と管理を主張した。原告は、ゲームの直接の担当者だったのでそうではないと主張した。

・2012年3月、原告は未払いの収益分配について被告に電子メールを送信した。3月6日のイベントで被告は原告とのビジネス関係やロイヤルティ支払いの問題について話ことを拒否した。

・2012年3月から12月まで被告は元国との連絡を拒否した。

・2012年12月3日、被告は原告と面会しヴァンガードプリンセスからの収益の分配に同意した。

・2013年2月18日以降、被告はほとんどの連絡を拒否し、ヴァンガードプリンセスからの使用料に関する支払いも拒否した。

・原告は、NekoNeko設立以来常に被告が個人的な事業、財産、事務を遂行するためのパイプとして利用しており、会社は抜け殻の枠組であった。

・原告は、被告が会社の収入利益を被告自身に転用する計画出会ったの信じている。原告の会社は、従事する事業には不十分な資本で設立されている。

[9ページ目]

被告の行為は、分身会社の既存の事業に対して原告との誠意を持った交渉や協力を拒否しており、原告との協力を怠った。


その他_思ったこと

・海外版ヴァンプリの開発時期について

 ⇒海外版が動き始めたのが2011年1月頃。リリースが2012年10月。訴訟は2014年12月頃?。※注意:Steam版リリース(2014/3)前にAmazon等でゲームが販売されています。原作者のブログ最終更新が2011年8月で海外版の旗揚げが2011年1月だったので連絡は取れていたかもしれない。

・NekoNeko社について

 ⇒「Austin Osuekeさん」「Taiko Fujimura」さんで共同で設立した会社。日本の「同人」ゲーム開発者と独自のライセンスコンテンツのローカライズと配布を目的とした会社。後にカリフォルニア州国務長官によって停止処分を受けた。海外版ヴァンガードプリンセスでは、 「翻訳」「投資家とのミーティングの手配」「ローカリゼーションの支援」の業務を行っていた。ネットで調べてみると会社のホームページはなくなっていましたが別のサイトで会社の存在とCEOの名前を確認することができました。

[関連リンク]

・ NekoNeko | San Francisco, CA, USA Startup


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